選手チェックイン
スタートまでの予定は
6:00 – 6:30 選手のチェックイン
6:40 – 6:45 競技説明
6:45 サポートチーム出発
7:00 選手スタート
となります。
1日目と同様にスタート/ゴール地点となるウォーターフロントパークで選手チェックインを行い、トラッカー用のGPSユニットを受け取ります。
選手が集まってきました。
サポートクルーの準備も万全です。
Day2 バイク 275km (171.4miles)
2日目のバイクコースは 275km です。
天候はほぼ1日目と同じで予想最高気温は 22 ~ 24℃。晴れ。南の風 3m/s。
時間内(12時間以内)の完走を目指す私にとって、これ以上ないコンディションです。
スタートは、基本的には前日のタイム順に並んでスタートします。
初めの10kmはミネオラ湖周辺を周ります。
土曜朝でも通行量が多いので、DHポジションはとらず速度を抑えて走行します。
日が出てきました。
オレンジ畑の平坦道を気持ちよく走ります。
丘陵地帯もコースに含まれているため、きつい登りもあります。
折り返し地点では、こちらの大きいカラーコーンを回ります。(時間帯により位置が変わります笑)
順調に距離を稼いでいきます。
エイドポイントは、昨夜平田コーチと相談し、コースの分岐点やトイレがあるポイント、合計12か所 (17km、50km、81km、102km、127km、146km、164km、183km、203km、219km、237km、258km) を決めておきました。
エイドでは、粉末ポカリで作っていただいたドリンクボトルを都度交換していただきました。
補給は1日目と同様、主におせんべいとバームクーヘン、スポーツようかんを食べていました。(ジェルは使用しませんでした)
牧場ののどかな風景に癒されながら
1日目にも通った、ハリス湖にかかる大きな橋を渡り
順調に距離を伸ばしていきます。
275km x 1本と考えると精神的に辛くなると思ったので、1日目と同じく 50km x 5本 + 25kmで考えました。50kmごとにサイコンの地図も入れ替えて(GPXデータを分割していました)、1本ずつ集中して走るようにしました。
200km を超え、ラウンドアバウト(環状交差点)に進入する際、前の車の停車に対応できず右側に立ちごけをしてしまいました。
歩道に移動して損傷状況を確認します。右ペダルとリアディレーラーに傷がついていましたが、ディレーラーハンガーにはダメージはなさそうでした。祈りながら、シフトスイッチを押してみます。
問題なく一通りのギアチェンジができることを確認し、ほっとします。
再び走り出し、気を引き締めなおします。車間を十分にとっていれば回避できた立ちごけでした。
220km を超えると両脚の太ももが攣りかけるようになりました。
練習では最長でも200kmしか乗れていませんでしたので、原因は水分や塩分不足ではなく、練習不足であることは明らかでした。想定はできていたので、座る位置を変えたり、平坦でもダンシングを入れたり、誤魔化しながら進みます。
242~243km地点で、このコース一番の上り坂が現れます。
一番軽いギアにしてもダンシングでないと登れないような斜度で、バイクを押している選手もいます。
攣りそうな脚を誤魔化しながら、根性で登りきります。
この坂で脚を使い切ってしまいました。
次のエイドでは、屈伸をするだけで攣りそうになりました。
残り5km、あとは下り坂と平坦だけ、というところでシフトスイッチを押してもギアが変わらなくなりました。
幸い、フロントはインナー、リアは真ん中あたりのギアに入っていたので、このままゴールまで行くことにします。Di2バッテリーは、日本出国時とホテルで組み立てた後に満充電していたはず・・となるとさっきの立ちごけの影響?と色々浮かびますが、その辺りはゴールしてから考えようと思いなおします。
ウォーターフロントパークに入ります。
パーク内はDHポジション禁止、速度制限(10miles)もあるので最後まで慎重に。
2日目のバイク 275km、11時間弱でフィニッシュできました。
時速25km、想定通りのタイムでした。
レースディレクターのJenさんがハグしてくれます。
選手とサポートクルーは、フィニッシュエリアでマッサージを受けることができます。
両腿を重点的にお願いしました。気持ち良くて寝てしまいました。
ホテルに戻り、ギアチェンジができない件について症状を確認しました。
- どのシフトスイッチを押しても反応が無い
- バッテリーを挿しなおしても解消しない
- バッテリーを充電アダプタにさしても充電されない(充電ランプが点かない)
- ジャンクションAのボタンを(数回/数秒)押しても、反応がない(LEDが点灯しない)
色々試しましたが解消には至らず、帰国後にバイクショップに持ち込むことにしました。
発生したのが残り5km地点で、本当に良かったです。
※帰国後にバイクを組み立て、改めてバッテリーに接続したら正常に使用できるようになっていました。結局、原因は不明のままです。
Di2バッテリーのファームウェアが古かったので、念のため最新にしておきました。ファームウェアの更新手順は こちら の記事で紹介しています。
Day2 Finisher & サポートクルー & バイク特集
機材好きのみなさまお待たせしました。
選手のバイク特集です。