Ultraman Hawaii 2025 – Support Crew (サポートクルー)

Ultraman_Hawaii_2025

サポートクルーの役割

ウルトラマン ハワイでは、選手1名につき大人2名以上(最大4名)のサポートクルーが必要です。
サポートクルーは、レース中のサポートカーの運転や選手へのエイド提供など、様々な仕事をこなす必要があります。

また、レース当日だけでなく、前々日の選手登録、前日の競技説明会、レース後のアワードへの出席も必須となりますので、日本から同行する場合は選手とほぼ同じスケジュールで動くことになります。(最低9~10日のお休みが必要)

サポートクルーの主な仕事

サポートクルーの主な仕事をご紹介します。
選手以上に肉体的負担、精神的負担がかかる仕事になります。

サポートカーの運転

サポートチーム(最大4名)のうち、2名が運転できる(有効な免許証を所持している)必要があります。
メインドライバーがなにかしらの緊急事態で運転できない状況になっても、サブドライバーがサポートカーを運転できるようにしておかなければいけません。

大会事務局や他チームのサポートクルーとの連携 (英語が堪能であること)

サポートチームの連絡窓口(キャプテン)を担う方は、英語でコミュニケーションをとれることが必須となります。

レース前々日の選手登録時に、サポートチームの連絡先となる携帯番号(ハワイ島で使用可能な番号)を大会事務局に申告します。そのため「アメリカ国内で使用(通話)可能な携帯電話」を準備しておく必要があります。
大会事務局は各チームの代表者の連絡先をリスト化し、印刷して各チームに配布します。

レース期間中はこのリストを元に、必要に応じて大会スタッフや各チームのサポートクルーと電話でやりとりします。

今回、私はバイクのトラブルが多く発生したため、キャプテンにはオフィシャルのバイクメカニックの方と特に多くやりとりしていただきました。

コース誘導

バイクパートおよびランパートの選手誘導もサポートクルーの仕事です。

特にバイクパートは1日目が145km、2日目が275km といずれも長距離で、道を間違えると制限時間内の完走が危うくなります。

ウルトラマン ハワイのバイクコースは基本的に道なりで、右折・左折のポイントには基本的にスタッフや看板の案内があります。
ただ、2日目のバイクコースはラウンドアバウトの交差点があったり、道なりに行くとコースアウトしてしまうような箇所も存在するので、そのような箇所に先回りしてコース通りに誘導することもサポートクルーの仕事になります。

ウルトラマン ハワイ 2025 では、レースの10日ほど前にコースデータが公開されましたので、それをGPXデータ形式でダウンロードし、サイクルコンピュータにインポートしておきました。

UMWC 2025 Day 1 Swim – https://ridewithgps.com/routes/40528585

UMWC 2025 Day 1 Bike Course – https://ridewithgps.com/routes/41373430

UMWC 2025 Day 2 Bike Course – https://ridewithgps.com/routes/40528042

UMWC 2025 Day 3 Run Course – https://ridewithgps.com/routes/40528336

とはいえ、ラウンドアバウトなどはサイクルコンピュータの地図を見ながら侵入するととても危険なので、サポートクルーに誘導してもらえてよかったと思います。

選手登録時に配布されるファイルの中にも、各ポイントを示した表と地図の印刷物が含まれています。おそらくGPSなどが存在しない時代には、この表と地図を照らし合わせてコースを確認していたのでしょう。
便利な世の中になってありがたいと思う反面、そんな時代が少しうらやましかったりします。

エイドの提供

ウルトラマン ハワイ では、公式のエイドステーションがありません。

サポートクルーは、選手より先回りして安全な場所に車を停め、エイドステーションを提供します。

スイムパートでのカヤックでの伴泳 (エスコート)

スイムパートでは、カヤック1台の伴泳 (エスコート) が義務付けられています。

カヤックは大会事務局からレンタルされます。
カヤック漕者は、エントリー時に大会ボランティア (地元の方)に依頼するか、サポートクルーに依頼することができます。

カヤック漕者の主な仕事は、10キロ先にあるゴールに向かって正しく泳者を誘導することと、補給食や飲み物を選手に提供することです。

大会ボランティアに依頼した場合は英語でコミュニケーションをとる必要があります。日本語しか話せない私は、水上でコミュニケーションを取れなくなるのが怖いので、今回は日本から同行するサポートクルー(カヤック経験あり)に伴泳をお願いしました。
そのため、サポートクルーにはカヤック用のウェア(ウエットスーツなど)を持参いただきました。

ウルトラマン ハワイのスイムコースは、カイルア・コナ から 10km先の ケアウホウ まで 一直線に南下するワンウェイコースです。常連の方のお話では、7~9km地点は水深が浅くなり潮流がぶつかるため、例年非常に荒れるとのことでした。(まるで洗濯機の中、と例えられていました)
そのため、カヤッカーについてもこういった海に慣れた地元のボランティアの方に依頼する選手がほとんどだそうです。

バイクパートでのメカニック

バイクトラブル(パンクや故障)が発生した時などに対処できる技術と知識があるのが望ましいです。

ランパートでの伴走

ランパートでは選手と並走することができます。

スタートからゴールまで常に並走して、なるべく選手の足を止めないようにドリンクや補給食を渡し続けるといったサポートも可能です。(ただし選手の前に出て引っ張ることは禁止されています)

3日目で疲れが溜まっているランパートでは、伴走者の力が大きく働きます。どのチームも大半の区間で並走していました。

他チームのサポートや応援

ウルトラマンレースでは、「ALOHA(愛)」「OHANA(家族)」「KOKUA(助け合い)」という、お互いを支え合う精神が重んじられていますので、自チームの選手だけでなく、他チームの選手の応援やサポートもできる範囲で行います。

私もバイクの途中に補給食をいただいたり、ランの途中に何度も氷や冷水をかけていただいたりしました。他チームのサポートクルーからの応援はとても嬉しかったですし、力になりました。