サポートカーの役割
ウルトラマン フロリダ では、選手1名につきサポートカー1台を手配することが義務付けられています。運転はサポートクルーが行います。
大会公式のエイドステーションは提供されないため、サポートクルーがサポートカーに飲食物やレース機材を積み、コース上の任意の安全なポイントで停車し、私設エイド兼メカニックとして活動します。
レンタカー
ウルトラマン フロリダ に日本から出場する場合は、レンタカーを手配することになると思います。
オーランド空港には多くのレンタカー会社がありますが、今回はHISで勧められたハーツレンタカー(Hertz Rent-a-Car)を利用しました。オーランド空港の営業所は24時間営業でした。(2024年2月時点)
予約手続きと現地窓口での手続きは、ガイドを依頼していたオーランド観光へお願いしました(有料)。
レンタカーを予約する時に迷った点はクラス(サイズ)です。
空港~ホテル間の移動では
・大人3名
・バイクケース (バイクポーターSTD 116cm x 80cm x 30cm)
・スーツケース x 2個
・その他手荷物
を積載できる必要があります。
また、レース期間中は、バイクのホイールを外さずにそのまま積める車が理想です。
これらの条件を満たすクラスとして「MiniVan」を選択しました。
※キャンピングカー、大型バン、トラックも検討しましたが、安全上の理由から大会ルールで使用が禁止されていました。
配車されたのは「クライスラー パシフィカ / Chrysler Pacifica」という3列シートの車種でした。
3列目のシートを後ろにダイブするとフラットな荷室ができあがり、空港~ホテル間の荷物を問題なく積むことができました。また、荷室の高さや広さも十分で、2列目の左右独立シートの間にバイクのホイールを外さずに立てたまま突っ込めたので、レース期間中の運搬も楽にできました。
サイズもアメリカとしては標準的で運転もしやすく、結果としてこの車種がベストだったと思います。
9日間のレンタカー代は、299,927円 (1957.78USD) でした。(保険は全ドライバー3名分、免責がない一番良いものを付帯)
別途ガソリン代(3回給油)が 18,035円 (118.07USD) かかりました。
Vehicle : 2023 PACIFICA | USD |
Rental Rate 1@$ 665.00 per wk | 665.00 |
Rental Rate 2@$ 95.10 ex day | 190.20 |
Additional Products | |
Loss Dmg Wvr Accepted@$ 41.99 per day | 377.91 |
LIS Accepted@$ 15.88 per day | 142.92 |
AAO Total | 243.00 |
Service Charges/Taxes | |
CONCESSION FEE RECOVERY | 164.53 |
VEHICLE LICENSING COST RECOVERY 3.08% | 26.34 |
STATE/CUSTOM | 60.18 |
Tax 6.500% On Est. Taxable Ttl $ 1349.25 | 87.70 |
TOTAL ESTIMATED CHARGE | 1957.78 |
Rental Time | 02/04/24 at 10:50 PM |
Return Time | 02/13/24 at 05:00 AM |
国外運転免許
日本の運転免許を持っていれば、免許センターで即日発行してもらえます。
日本国内の運転免許、パスポート、国外運転免許用の写真(パスポートサイズ)と申請書を窓口に提出後、30分くらいで発行されました。手数料は 2,350円でした。
有効期間は発行日から1年間です。有効期間経過後は返納する必要がありますので忘れないようにしましょう。
レンタカーの手続きの際、国外運転免許と日本の運転免許、パスポートを提示しました。
アメリカ(フロリダ州)での運転
日本と違う点が多いです。最後まで慣れることができず、ずっと緊張して運転していました。
- 右側通行です。
- 左ハンドル車なので、左手がウインカー、右手がワイパーです(右ハンドル車と逆)。
足は右側がアクセル、左側がブレーキで右ハンドル車と一緒です。 - スピードメーターや道路の速度標識が キロ(km/h)表示ではなくマイル(mil/h)表示です。(1マイル = 約1.6km)
- 交差点で赤信号でも、一時停止して安全確認できれば右折することができます。(“No TURN ON RED”の標識ある場合を除く)
- “STOP ALL WAY” の標識がある交差点では、全ての車は進入前に必ず一時停止しなければいけません。一番最初に止まった車から順番に交差点に進入し、任意の方向へ進むことができます。
- 前方にスクールバスが停まっていたら、絶対に追い抜いてはいけません。発車するまで後ろで待ちます。
- スクールゾーン区間(標識あり)は特に制限速度が低く設定されていますので厳守します。
- 信号のない横断歩道で歩行者や自転車が待っていたら、必ず停車して道を譲ります。(日本も同じ交通ルールですが、守っていないドライバーも多いですよね)
- ラウンドアバウト(環状交差点)の入り口によるある “YIELD” の標識は、徐行進入OKの意味です。(日本の”止まれ”の標識に似ていますが、優先道路側に車両がいなければ止まる必要ありません)
- 夜は暗いです。幹線道路や店舗の周りでも街灯が少ないため、昼間以上に注意が必要です。
カーナビゲーション
レンタルした車種には、「カーナビ」ではなく「ディスプレイオーディオ」がついていました。
初めて触ったのですが、手持ちのスマホとBluetoothで連携することで、Google map のナビ機能を日本語で使用することができ、とても便利でした。
今回、サポートクルーは “Ride with GPS” というスマホアプリをスマホにインストールして、選手のGPS位置情報とコースを追跡していました。この画面を「ディスプレイオーディオ」に映せたらとても便利だったのですがうまくいきませんでした。(スマホに “Apple Car Play” や “Android Auto” というアプリをインストールし、USBケーブルで接続すればミラーリングできるようなのですが)
ナンバーカードの貼り付けとペイント
サポートカーには、前面ウインドウに「ナンバーカード」を、背面には「ナンバーカード」と「後続車両へ注意喚起を促す黄色いシール (CAUTION CYCLISTS / RUNNERS AHEAD)」を貼ります。
また、ウルトラマン レースでは、サポートカーをペイントするのが通例となっているようです。
各チームのサポートカーのペイントをこちらにまとめていますので、ぜひご覧ください。